求人詐欺で転職に失敗しないために

あらゆる業界で人材不足が叫ばれています。そのため企業としてもどうにかして人材を確保しようと躍起になっている現状があります。

そのような状況の中、台頭してきたのがブラック企業というキーワードです。ブラック企業といえば、拘束時間が長い上に、まともに給与も支払われない、残業手当もでない、休日が少なく常に疲労困憊の状態で判断力が低下してしまうなど、非常に多くの問題を抱えています。

中でも「求人詐欺」がブラック企業の特徴と言えます。求人詐欺とはどのようなものかといった基本から、求人詐欺を見極める方法を紹介していきます。

・そもそも求人詐欺とは何なのか?

求人詐欺という言葉は、最近になって注目されてきたものです。

求人詐欺の被害を被っている人は、大卒の就活生、転職希望者が多かったのですが、ここ数ヶ月の間で高卒者もターゲットになっているようで、学校を挙げて対策に乗り出しているところもあるようです。

このように非常に範囲が広い求人詐欺ですが、具体的にはどのようなケースが多いのでしょうか。

まず、非常に耳障りの良い曖昧なフレーズが使用されていること、給与が通常より高めに設定されている、聞いたことがない手当が存在しているなどが特徴として多くあるようです。

とくに求人詐欺の掲載が多いのがハローワークと言われています。ハローワークは光栄機関であるがゆえに、所定の書類が揃っていれば、求人として受け付けざるを得ないという状況があります。

また求人の実態を調査するほどの人員もいないため、どうしても求人詐欺の横行を許してしまいがちな現状があります。

求人詐欺の具体例を挙げてみましょう。求人票には基本給20万、未経験者歓迎、その他実績に応じて手当支給といった求人があり、それに応募すると、非常にスムーズに面接などが進んでいき、あっという間に入社まで到達するということも多くあります。

ここからが求人詐欺の巧妙な部分で、雇用契約において給与やその他待遇面に関して、求人票と全く異なる条件で雇用契約を結ばせようとします。

しかも基本給20万と言われていた内訳は、基本給14万、残業代6万でした、ということもあります。

・求人詐欺が多い背景を考察すると

なぜここまで求人詐欺が横行しているのでしょうか。

それは労働監督署などに所属している監督官が非常に少ないことが理由として挙げられます。求人詐欺に対して対応できる人員が少なすぎるのです。

また、実際に査察に入ったとしても、企業側から「事情が変わったのでやむを得なかった」といった説明をされてしまうと、それ以上の追求をする権限を持っていないということも問題でしょう。

企業側からすると、とにかく人材を確保したいという思いがあり、求人票では高待遇の条件を示すことで募集人員を増やし、入社寸前の雇用契約において、条件を企業に有利に変更するのは、リスクも少ない手段なのです。

求職者の立場からすると、入社当日や雇用契約を結ぶ段階で辞退をすると、キャリアに傷がついてしまうというデメリットが発生します。そのため、渋々不利な雇用契約を結ばざるを得ないことになります。

これらの状況から求人詐欺とわかってもその場で対応することができす、被害が拡大してしまう悪循環が続いているのです。

ここまで説明すると、およそ予想がついているでしょうが、このような求人詐欺をするのは、離職率が高めの業界やブラック企業の可能性が非常に高く、高待遇の求人を見かけた場合は注意して情報収集を行なう必要があります。

・求人詐欺を見極めるには

求人詐欺を見極めるには、情報源を複数確保しておくことが重要です。そうしないとハローワークの求人票のみで判断せざるを得ず、ブラック企業かどうかはギャンブル性が高くなってしまい、大抵の場合はブラックに捕まってしまいます。

とくに切羽詰っている場合は、複数の観点から分析することが重要です。焦る気持ちを落ち着けて冷静に分析できるスキルを身につけるチャンスですので、しっかりと情報収集・分析を行なっていきましょう。

そのために注意しておくポイントを紹介します。

まず、給与です。募集している業種がどのようなものか、その業種の給与の相場はどのくらいなのかを四季報や転職サイトなどから入手しておき、比べてみることです。

あまりに高い給与の場合、警戒が必要になります。その次に見ておきたいのが、どのようなキャッチフレーズで人材募集をしているのか、ということです。あまりにフワッとした言葉やあまり耳にすることがないカタカナ言葉を多用してPRしている求人は避けたほうが良いでしょう。

職場の実態を掴ませないための隠れ蓑の可能性があります。面接に進んだ場合、面接官の態度もよく観察しましょう。

求人詐欺で人材募集をしている企業は、人材は使い捨てという認識が前提になっているので、面接の質問も仕事以外のことが多くなったり、仕事内容の説明を求めると、うまくはぐらかすこともあります。

もし詐欺的な求人を出してる会社の選考を受けてしまっても、面接中にブラック企業を見抜くポイントもいくつか存在します。

これらの特徴を踏まえながら、しっかりと求人を見極めて、求人詐欺に合わないようにしていきましょう。

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